能登地震の復興支援のため、
9月13日~9月15日まで福島医療生協の職員を派遣しました。
初日は、みなし仮設を訪問しました。
「先行きを考えると気持ちが落ちることがある」、
「息子が金沢の大学に進学したが、周りの学生は地震などなかったかのような暮らしをしていて、そのギャップで精神的につらそう」、
「家を再建するため、大工に話をしたが、来年は着工ができなそう」といった、
生活再建に移行するにあたっての
悩みが増える時期に差し掛かってきていることが分かりました。
二日目は、ボランティアセンターの活動に参加して、
被災住宅の震災ゴミを分別して仮置き場まで運ぶボランティアをしました。
今回は、軽トラック4台分のゴミを運びましたが、
母屋の二階や倉庫は手つかずのままで、
捨てるものか残すものかの仕分けもできていないことなど、
支援を必要とする方たちが、まだ多くいることが分かりました。
高齢者のみの世帯、女性だけの世帯、金沢市など遠方に避難している世帯などは、
片付けが進んでいなかったり、
住宅解体や修理のために荷物をこれから移動しなければならなかったり、
取り残されてしまっている方が相当数いることが分かりました。
三日目は、避難所に支援物資を届けに行きました。
今でも体育館が避難所になっていること、
避難所から仮設住宅などへの入居の目途が立っていない方がいることが分かりました。
震災から8か月半が経っているにも関わらず、こういった状況であることは、
他の震災と比べても進捗が遅いのではないかと感じました。
しかしこのような中でも、自主避難所に避難している方からは、
コミュニティや支援の輪の大切さについて話をしていただく機会もあり、
今後の私たちの活動にもつながるものがあると思いました。
まだ、能登の復興は道半ばです。
すべての方が生活を再建するまで
私たちは能登のことを忘れず支援を続けていきます。
能登地震支援
2024.09.19
くらし・社会保障平和へのとりくみ