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病棟紹介 北3階 緩和ケア病棟

◇ご家族の面会時間=午後2時から午後8時。ただしご家族の面会証発行により、24時間面会対応可

緩和ケア病棟とは

当院は2013年4月、県北地区で最初の「緩和ケア病棟」を併設しました。
がんの治療に取り組む患者様は、がんの痛みのほかに、抗がん剤や放射線治療など治療に伴う痛みや吐き気、体のだるさ、食欲がないなどのつらい症状のほか、仕事や家族、地域での生活など日常生活の面でも様々な変化や問題に直面する場合も少なくありません。個人個人の差はあれ、ほとんどのがん患者様が体験しておられるといってもいいでしょう。
そのような問題に対して、症状を抑えるための薬や処置などの医学的な治療に加え、できる限り生活の質の高い日常生活への援助をしてまいります。手術を終えたばかりの患者様から、現在治療中の患者様、抗がん剤治療や放射線治療といった積極的な治療が難しいという患者様など、お一人お一人が穏やかに毎日を過ごせることも目指します。もちろん、患者様だけではなく、患者様を支えるご家族も一緒に支援してまいります。

充実した診療体制

◇多職種による総合的な診療

緩和ケアの講習を受けた医師、長年の経験を積んだ看護師のほかに、緩和ケアを専門に担当する医療ソーシャルワーカーを配置し、治療、看護に加え、行政などによる制度活用など多様な支援の導入を図ります。さらに、食事等については栄養士、心の問題は心理療法士、投薬は薬剤師、リハビリは理学療法士など、多様な職種が連携します。
患者様やご家族への面談のほか、週に一回、多職種カンファレンス(患者様の状態を確認したり、治療や看護の方針や体制を確認・決定する会議)を開きながら、チーム医療を実施しています。

◇在宅医療との連携

通院などで治療を受けながら、ご自宅で過ごしたい、あるいはご自宅で生活することが可能な患者様に対しては、院内の在宅医療室のほか、当院の関連施設である在宅診療施設、訪問看護ステーションと連携し、入院→退院→通院・在宅治療・在宅生活がスムーズにいくよう取り組んでいます。
例えば、患者様の状態により、疼痛緩和などの治療を通院して受けながら、自宅で過ごすという方もおられます。その際には、在宅治療への移行支援、訪問看護、往診などの医療サービスを使いながら、自宅での生活の援助をしてまいります。

◇第三者からの評価を受けました。

日本ホスピス緩和ケア協会から当院の緩和ケア病棟が認証基準を満たしており、真摯にケアの質向上に取り組んでいることを評価いただきました。

こころ穏やかに過ごせる病棟環境

このたび当院で緩和ケア病棟が誕生したのは、がんの治療を受けておられる組合員様から「静かに、こころ穏やかに過ごせる緩和ケア病棟がほしい」というご要望があったことと、当院の医療者側からも「一人一人の患者様に対して、落ち着いた環境で治療に当たりたい」という希望があったからです。
そのような患者様のご要望やスタッフの意見をできる限り反映させて、病棟の環境を整えました。
個室のほかに、2人部屋と3人部屋、畳の部屋を含む家族室があり、個室にはテレビ、洗面所、ソファー、机やいすがあります。個室でない場合でも、他の一般病棟よりも広いスペースを取り、ご家族も一緒の時間を過ごせるスペースを考慮しました。リネン(ベッドシーツなど)も温かみのある色や柔らかな手触りのものを採用しました。談話や、ボランティアによる催しにも使われるディルームは、リラックスできる音楽を流し、熱帯魚も展示して、和めるスペースを演出しています。患者様とご家族が調理できるようなミニキッチンを併設し、家族的な雰囲気を取り入れられるように工夫しました。

病棟のひとコマ

コロナ感染症の福島市内での感染など、厳しい状況が続いております。
患者様、ご家族のみなさまには、面会禁止という対応を取らざるえないこと、緩和ケア病棟として、外部のボランティアさんのお力がお借りできないこと、とても残念に思います。
このような状況の中で、少しでも患者様に季節感を味わっていただけるよう、職員の協力のもと、「音楽」を提供させていただきました。
12月は、小児科熊谷医師によるピアノと緩和ケア病棟オカリナ隊「天使のハーモニー」とのセッション、クリスマスコンサート
1月は、緩和ケア病棟医長によるギター演奏と弾き語り
栄養科のスタッフ手作りのプリン・ア・ラモードの提供をいただきました。
患者様からは「音楽、おやつ、共によかった」と感想をいただきました。

オカリナ演奏の様子1
オカリナ演奏の様子2
ギター演奏と弾き語り
プリン・ア・ラモード

緩和ケア講演会

緩和ケア講演会~その後
例年、開催しておりました緩和ケア講演会。
たくさんの方に足を運んでいただいておりましたが、今年度は、コロナウイルス感染症拡大の影響から、開催することが難しくなってしまいました。
この状況に改善の兆しが表れた時、地域の医療従事者の皆様へ向けて、再びご案内をお送りしたいと思います。

さて、
2019.12月14日、ふじ内科クリニック 内藤いづみ先生より
「人生の最終章をどう支えるか?one of Themではなく only oneのかかわりを目指す」をテーマに講演をいただきました。
情熱大陸に出演された後の講演会ということもあり、沢山の申し込みをいただきました。ありがとうございました。
その講演会以後も、内藤いづみ先生と緩和ケア病棟医長遠藤剛先生との繋がりから、内藤先生が発行されている冊子を送っていただいております。
今回は、その一部をご紹介させていただきたいと思います。

いい塩梅ノート:生き抜く道のりへの準備と覚悟を記すノートです。
エンディングノート、終活ノートとは一味違います。
「人生の卒業」まで、自分も相手も追い詰めない「いい塩梅」で最終章を迎えられるよう、このノートに記してみるのはいかがでしょうか?

「いい塩梅ノート」は、内藤いづみ先生が代表を務める「ホスピス、在宅ケア研究会やまなし」が発行元です。
1冊500円で販売しているそうです。

緩和ケア講演会の様子

いい塩梅ノート

<遺族会中止のお知らせ>
昨年に引き続き、今年度の遺族会開催も難しい状況です。
そこで、今年度遺族会のお知らせをお送りする予定でした皆様へ、今後「遺族アンケート」のご案内をさせていただく予定です。
今後とも、緩和ケア病棟をよろしくお願いいたします。

※ また、当院では緩和ケア外来を開設しております。
 (完全予約制となっておりますので、事前のご予約が必要となります)

※ その他、ご不明な点などございましたら、お気軽にご連絡下さい。

◇お問合せ先

医療生協わたり病院 地域連携室 緩和ケア相談窓口

直通電話番号:024-521-2927
専用FAX番号:024-521-2928

業務時間

平日
8:30 ~ 17:00
土曜
8:30 ~ 12:30

※休診日:土曜午後、日曜祝日、年末年始12/30~1/3、8/15